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日立一高 |
VS |
霞ケ浦 |
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前半 |
0 |
― |
0 |
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後半 |
0 |
― |
0 |
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延長前半 |
0 |
― |
0 |
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延長後半 |
0 |
― |
1 |
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合計 |
0 |
― |
1 |
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茨城県高校サッカー新人大会 県大会1回戦 対霞ケ浦戦は、冬の寒空の下、セキショウチャレンジスタジアムで行われました。
今大会からユニフォームを新調した日立一は、選手権ベスト4のチームを相手に、試合開始直後から闘志全開で立ち向かいます。
強風が吹く中、両校とも相手陣地にボールを蹴り込み、ゴール前に迫ろうとしますが、相手ディフェンスに阻まれ、なかなかシュートまでもち込むことができません。
前半20分、日立一は相手のPA右先端付近の絶好の位置でFKを獲得。キッカーが直接ゴールを狙いましたが惜しくも外れてしまいます。
前半41分、日立一は右CKからキッカーが絶妙なクロスを入れたものの、シュートにもち込むことができず、そのまま前半終了。
後半に入ると、試合は霞ケ浦ペースで進み、日立一は守備に費やす時間が多くなりました。
数少ないチャンスが巡ってきたのは後半17分、左サイドでボールをもったMFが中に切れ込んでPA外からシュートを放つも、GKにパンチングでクリアされてしまいます。
後半34分にも、相手陣地で、競り合いからのクリアボールを素早い寄せで奪取すると、ボールを受けた選手が相手を背負いながらシュートを放ちましたが、GKにキャッチされゴールを割ることはできません。
それ以外は、チャンスらしいチャンスもなく、逆に霞ケ浦のFK、CK、ロングスローなどからゴール前へ供給されるボールを、GKを中心に必死に跳ね返す場面が多く見られました。特に後半終了間際の39分には、PA手前で霞ケ浦にFKを与えてしまい、絶体絶命のピンチを迎えましたが、キッカーの放ったシュートは壁にあたり失点を免れました。
そのまま後半が終了し、試合は延長戦に入りました。延長戦に入っても霞ケ浦の攻撃を日立一が必死に食い止めるという展開が続きます。
防戦一方の最中、前半5分、日立一は、敵陣の右奥ゴールライン付近でボールを奪取すると、そのままゴール前まで迫りますがDFに阻まれ、その後の右CKも得点につなげることはできませんでした。
延長後半に入ると、日立一も果敢に相手ゴールに迫り、攻守が激しく入れ替わる展開となりました。
開始早々の1分に、日立一は相手陣地のPA手前からMFがシュートを放つも、GKにキャッチされゴールを割ることができません。
後半5分には敵陣PA手前での競り合いからこぼれたボールを、MFがPA外から思い切りシュートを放ちますが、ゴールバーの上に外れてしまいます。
ここまで、GKやDFを中心に全員で霞ケ浦の猛攻をしのいできた日立一でしたが、後半6分、ついに得点を許してしまいます。相手GKから一気に日立一PA付近まで蹴り込まれたボールをDFがクリアしきれず、相手FWにボールがわたると、FWがそのまま左サイドから中央にラストパス。ボールはGKの手をかすめ、ゴール前に戻ったDFが何とか足で止めたものの、こぼれたボールをゴール前に詰めていたFWに蹴り込まれ、値千金のゴールを決められてしまいました。
試合はそのままタイムアップ。1×0での惜敗となりました。
しかし、選手たちは最後まで体を張り続け、100分間を通して気持ちの入ったプレーを見せてくれました。特に大きな声を掛け合いながら最後までプレーしていたのは、これまであまり見ることのできなった姿であり、選手たちの成長の証ともいえる点ではないかと思います。県内有数の実力校を相手に善戦はしたものの、「残り4分」をしのぎ切れず、勝利を手にできなかった悔しさを忘れずに、3月からのリーグ戦開始に向けて、選手の皆さんにはより一層のレベルアップを図っていただきたいと思います。









