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日立一高 |
VS |
守谷 |
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前半 |
1 |
― |
0 |
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後半 |
1 |
― |
0 |
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合計 |
2 |
― |
0 |
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2025年IFAリーグ3部Aが開幕しました。2年ぶりの2部復帰を目指すためにも、まずは初戦に勝利し、勢いをつけたい日立一の第1節は鹿島ハイツサッカー場にて行われました。
前日までの4月下旬を思わせる陽気から一転、真冬のような寒さに加え、降雨・強風という悪天候の中、試合が始まりました。
ピッチコンディションが悪くボールが滑りにくいため、両チームともパス交換が思うようにできないことから、試合直後から互いにロングボールを相手陣地に蹴り込む展開が目立ちました。
前半10分過ぎからは日立一が主導権を握り、度々相手ゴール前へ迫っては、両コーナーからCKのチャンスを得ますが、なかなかゴールにつなげることができません。
前半35分には、左サイドでのパス交換を経て、左PA内へ進入したDFが強烈なシュートをゴール左下に放ちますが、GKの好セーブによりゴールを割ることができません。
このまま前半終了かと思われましたが、前半44分、右サイド中央からやや相手陣地に入ったところでの競り合いから、FWがボールを奪うと左サイドに大きくサイドチェンジ。PA内に転がったボールを目掛けてMFが走り込んだところを相手DFに倒されFKを獲得します。キッカーは先ほど倒されたMF。周囲が固唾を飲んで見守る中、助走からゴール左隅へのシュートはGKに止められたものの、転がったボールを冷静に押し込んで先取点を奪います。そのまま前半は終了し、最高の形で折り返すことができました。
後半に入ると日立一は風下という不利な条件をもろともせず、序盤から相手陣地に攻め込み、何度もシュートを放ちますが、ゴールを割ることができません。一方、守谷高校もロングスローなどを起点に日立一ゴール前まで攻め込む場面も見られるようになり、攻守が激しく入れ替わる展開が続きました。
早く追加点をあげて勝利を引き寄せたい日立一は後半32分、FW2名を入れ替えてゴールを狙いに行きます。
後半34分、センターサークル付近でボールを受けたMFが、右PA手前の空いたスペースへ絶妙のスルーパスを送ると、代わったばかりのFWが、前に詰めてきたGKの横を狙ってシュートを放ちますが、惜しくもゴールポスト左へと外れます。
しかし、その直後の後半35分、相手のゴールキックをセンター付近で競り合ってヘディングでつなぐと、ボールを受けたDFがそのままドリブルで駆け上がりシュートを放ちますがDFに阻まれます。その高く跳ね返ったボールが落ちてきたところを、PAの外からMFがダイレクトで右足で合わせると、ボールはきれいな放物線を描き、ゴール左上に吸い込まれました。相手GKも見送ることしかできなかったスーパーゴールで、待望の2点目を決めた選手の周りには歓喜の輪ができました。
これで勢いづいた日立一は、さらに3点目を取りに相手ゴールへ迫ります。後半40分、44分に投入された選手も躍動し、追加点をあげることはできませんでしたが、最後まで攻撃の手を緩めることなく攻め続けました。
試合はそのまま2×0でタイムアップ。悪天候の中、日立一の選手たちは最後まで集中力を切らさずに戦い抜きました。
初戦ということもあり、選手の皆さんも緊張したと思いますが、まずは幸先よく勝ち点3を手にすることができて良かったです。
しかし、昨年は最終的に勝ち点「1」の差で2部昇格を逃しています。選手の皆さんはこのことを忘れずに、今後のリーグ戦を戦い続けてほしいと思います。
頑張れ日立一高イレブン!
※ 今回は写真の画像が悪く見づらいかと思います。申し訳ございません。










