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日立一高 |
VS |
牛久栄進B |
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前半 |
1 |
― |
0 |
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後半 |
1 |
― |
0 |
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合計 |
2 |
― |
0 |
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2025年IFAリーグ3部A第7節 対 牛久栄進B戦は、30度近い暑さの中、水戸ツインフィールドで行われました。
今年度から7・8月はリーグ戦を行わないことになったため、この試合が中断前の最後の試合となります。
また、この試合をもって3年生の多くが引退となることもあり、スタンドには大勢の保護者が駆けつけ、声援を送ります。
試合は13:30に栄進のキックオフで始まりました。節目の試合を勝利で飾りたい日立一は、序盤から果敢に栄進陣地に攻め込みますが、なかなか得点に結び付けることができません。
前半28分、左サイドの攻撃からゴール前へクロス。クリアされたボールを後方から走り込んできた2年DFが地を這うような弾道のロングシュートを放ちましたが、GKの正面でキャッチされてしまいます。
前半30分には右サイドのスローインから混戦になり、ボールを回収したFWがシュートを放つも左に外れてしまいます。35分には右CKファーサイドへ鋭く落ちるクロスに、3年DFが左足で合わせますが、枠を捉えることができません。
優勢に攻めながらもなかなか点数が入らず、このまま前半終了かと思われた前半47分、日立一は左サイドでFKのチャンスを得ます。時間的にもこれが前半のラストプレーとなると思われた場面で、2年MFが30メートルはあろうかという距離からゴール左上に直接決めて先取点を奪います。前半終了のホイッスルが鳴り、スーパーゴールを決めた選手がベンチに引き上げてくると、スタンドからは大きな拍手が送られます。
前半を最高の終わり方で終えた日立一でしたが、後半に入ると少しずつ栄進がボールをキープする時間が増え始めます。
後半23分、ピッチ左サイドの競り合いからボールを拾った栄進は、すかさずライン沿いに縦パス。ボールを受けた選手がPA内中央へ切れ込んで強烈なシュートを放ちますが、これをGKが右手一本でスーパーセーブ。絶体絶命のピンチをしのぎます。
その直後も、栄進のCKが3回続きましたが、全員で守り切りゴールは許しませんでした。
すると、苦しい時間帯を耐え抜いた日立一にチャンスが転がり込みます。
後半27分、中央での競り合いからボールを奪取した日立一MFが左サイドに展開。ボールを受けた左FWが中央に切れ込みミドルシュート。ボールは右サイドネットを揺らし、貴重な2点目が入ります。
その後は、栄進が日立一ゴール前へ迫る場面が多くなりましたが、DF陣が鉄壁の守りで決定機は与えませんでした。
試合はそのままタイムアップ。2×0で勝利し、3年生にとって節目となる試合に花を添えました。
選手権大会まで続ける数名を残し、ほとんどの3年生にとって、この試合がIFA3部リーグ戦の最後の試合となりました。最後までやり切った3年生に心から敬意を表するとともに、これまでたくさんの感動を与えてくれたことに、保護者一同、感謝の気持ちでいっぱいです。
このあとは、今日の試合でも随所で頼もしいプレーを見せてくれた1・2年生が中心となりますが、選手権大会まで続ける3年生には、引退する3年生の分も頑張ってもらいたいと思います。








