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日立一高B |
VS |
日立工業 |
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前半 |
2 |
― |
1 |
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後半 |
5 |
― |
0 |
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合計 |
7 |
― |
1 |
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IFAリーグ4部B 第3節対日立工業戦は、夏空の下、日立折笠スポーツ広場で行われました。
湿気はあるもののピッチ上を吹き抜ける風が暑さを和らげてくれる中、ここまで4戦全勝の日立一は、前日の3部リーグ戦で出場機会のなかった3年生を中心に試合に臨みます。
3年生の最後の雄姿を目に焼き付けようと駆けつけた多数の保護者や一足早く引退した3年生が見守る中、日工のキックオフで試合は始まりました。
試合は序盤から日立一がボールを支配する形で進みましたが、先に得点を挙げたのは日工でした。前半9分、日工は自陣ゴール前で日立一FWをブロックしてボールを奪うと、そこから一気に右サイドへ縦パス。ボールを受けたFWがドリブルで駆け上がり、ボックス内に進入したところでシュート。ボールはGKの手の先をすり抜け、ゴール左隅に決まります。
出足をくじかれた日立一ですが、すぐに反撃に転じます。前半16分、ゴール前での波状攻撃から、最後はDF4人と対峙した3年MFが、ボールを浮かせてループでDFの背後に浮き球のパスを送ると、3年FWが倒れ込みながらシュートを決めて同点に追いつきます。
続けて前半20分、右サイドからの連続攻撃から、最後はゴール前で跳ね上がったボールを3年MFがボレーで決めて2点目が入ります。
前半終了間際には日工FWとGKが1対1になる場面もありましたが、GKの好ブロックにより得点を許さず、前半を2×0で折り返します。
後半に入ると日立一は、怒涛の攻撃で日工を圧倒します。
後半7分、日立一は敵陣で左サイドボールを回収すると、中央、右へと横にボールを回し、最後はMFが左サイドにグランダーのパスを送ると、待ち受けていたFWが落ち着いて合わせて3点目を挙げます。
続けて後半9分、ピッチ中央付近でボールを受けた3年MFが、ゴール前に長いスルーパスを送ると、ボールを受けた3年FWがGKを交わしてボールを流し込み、4点目を奪います。
さらに後半28分には左サイドを起点に短いパスの交換からボックス内に進入すると、最後は中央でボールを受けたMFがドリブルでゴール左へ流れてから中央に折り返すと、途中出場の2年FWが押し込み5点目を挙げます。
続けて後半30分には、中央でのパス交換からボックス中央へスルーパス。これを先ほど5点目を挙げた2年FWが豪快に蹴り込み6点目を奪います。
そして、試合終了直前に左CKのチャンスを得ると、キッカーである3年DFが蹴ったボールは、GKの手に触れたもののそのままゴールに吸い込まれました。試合はそのままタイムアップ。7×1での完勝で有終の美を飾りました。
この試合のゴールキーパーは、ケガでしばらく試合に出られなかったものの、毎試合大声で仲間を励まし、チームを鼓舞し続けた3年生。最後のゴールを決めたのもBチームのキャプテンとしてチームを牽引してきた3年生。このほかにも試合の随所で3年生の思いの詰まったプレーが見られ、3年生の集大成にふさわしいゲームであったと思います。
最後にもう一言添えさせていただきたい。昨年の10月以来、この観戦記に掲載してきた選手の写真は、主に3年生2名のマネージャーが撮ってくれたものです。選手の躍動感あふれるナイスフォトを毎回提供してくれて、本当にありがとうございました。写真撮影以外にも、入部以来、2年2カ月にわたって裏方として選手をサポートしてくれた2人に、この場を借りて心から感謝の言葉を述べさせていただきます。本当にありがとうございました。




