選手権の5回戦、シード校である鹿島高との試合が、トンボ舞う秋晴れの中、鹿島卜伝で行われた。 序盤、細かなパスをつなぎながらサイドチェンジを繰り返し、それによって生じたギャップに縦パスを多用する相手校の攻撃に苦しみ、一高はなかなかペースを掴めなかった。一高は中盤で激しいプレッシャーをかけるも、テクニックがある相手校からはなかなかボールが奪えず我慢の時間が続く。相手もパスをつなぐもシュートまで持ち込めず、両校決定機を作れないまま0-0で前半を終える。 後半、スタートからボールへの集散が早い相手に対し、一高は落ち着いて対応する。そんな中43分、本試合初のコーナーキックを得た一高は、ゴール前の混戦であと少しで得点につながるところまで行くが、相手GKに阻まれる。45分、相手左サイドから強烈なミドルシュートを放つも一高GKのナイスセーブで得点を許さなかった。その後も相手の猛攻にあうも、GKを中心に体を張った気迫あふれる守りで相手に得点を許さなかった。しかし、56分相手の右からのシュートに対し一高GKが素早い反応をするも、こぼれ球を押し込まれ先制を許してしまう。さらに66分、相手に追加点を与え0-2となる。その後、一高はフォーメーションを変え得点を狙いにいくも、あと一歩のところで得点できずそのまま試合終了となる。 これで、三年生は全員引退となった。最後まで、チームを鼓舞し気合いの入ったプレーを見せてくれたキャプテンには心からお礼を言いたい。「ありがとう!」 また、何度も足を運んでくれた卒業生や保護者の皆様方、チームをここまで強く成長させてくださった監督やコーチにも感謝の気持ちでいっぱいである。 今回の悔しさを胸に秘め、1・2年生にはさらなる高みを目指してもらいたい! 令和4年10月22日 於 鹿島卜伝の郷運動公園 父母の会