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【父母の会観戦報告】IFAリーグ2部 対水戸葵陵

IFAリーグ2部 対 水戸葵陵 令和5年3月18日(土)
結果 日立一高 ー 水戸葵陵
前半   0   ー  0
後半     1   ー  1
合計     1   ー    1
会場  石滝グラウンド
 ついに、IFAリーグが始まった。
 2部に昇格した一高の初戦は、水戸葵陵高と雨が降り気温も上がらぬ石滝グラウンドで行われた。
 初戦ともあって、多くの両校関係者が熱い視線をピッチに送った。 
 キックオフ前の円陣では、互いの「絶対に負けたくない」という強い決意が感じられた。

 一高のキックオフで試合が始まった。両チームとも水が浮いているピッチ状態を考え、細かなパスをつながずロングボールを多用する。しかし、お互いに中盤で激しくつぶし合うので、なかなか好機を生むようなパスが出せないまま時間が経過していく。水戸葵陵は右サイドを中心に攻めるが、一高は冷静に対応する。そのようなじれったい展開の中、一高は14分左サイドからセンターリング、16分には右CKでチャンスをつくるも得点につながらなかった。両校流れをつかめないまま、38分水戸葵陵の右CK、相手選手はゴール前に密集するが、一高GKが冷静にパンチングでクリアー。その後、両校チャンスらしいチャンスをつくれないまま0-0で前半が終わる。
 後半は少し雨が止んだが、グラウンドは乾くことなく水たまりがある状態で始まった。両校選手とも、前半同様かなり大きな声を出して試合に臨んでいたが、軸足の滑りを気にしてかなかなか正確なパスが出せずシュートまでにはいかなかった。先にチャンスをつかんだのは水戸葵陵であった。52分、中央からシュートを打つが一高GKのビッグセーブにより相手の得点を阻んだ。その後一進一退の攻防が続くが、ついに待望の瞬間がやってきた。65分、一高右スローインからうまく相手をかわしセンターリング、それを中央で合わせ見事先制点を挙げる。2部昇格した初戦で記念すべき初ゴールが生まれた。しかしその後は相手の絶対に諦めないという強い意志がプレーに現われ、激しさが一層増した試合展開となる。そして、86分左CKに頭で合わされ水戸葵陵に同点ゴールを許してしまう。流れが完全に相手にいってしまい怒涛の攻撃を受けるが、一高も「2部でも絶対に勝つんだ」という野心を体現し、中盤やDFが体を張ってゴールマウスを死守する。そして、そのまま1-1で試合終了となる。
 2部に昇格しどこまで一高のサッカーが通じるのか、選手たちには不安があったことだろう。しかし、今日の試合でその不安は払拭されたに違いない。今まで練習で培ってきたことが2部でも十分通用することが実感できたはずだ。あとは、どれだけ1試合を通して勝ちたいという強い魂と集中力を持ち続けられるかどうかである。昨年の悔しさを忘れていなければ、この後のリーグ戦で必ず一高旋風を巻き起こしてくれるだろう。
 今回の勝ちきれなかった甘さを克服すべく練習と、今年のテーマ「野心」をさらに深化する選手一人一人の心の成長に期待したい。
 
 令和5年3月18日 於 石滝グラウンド 父母の会

掲載日 令和5年3月18日
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