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【父母の会観戦報告】IFAリーグ2部 対鹿島学園C

IFAリーグ2部 対 鹿島学園C 令和5年3月25日(土)
結果 日立一高 ー 鹿島学園C
前半   3   ー  1
後半     0   ー  0
合計     3   ー    1
会場  折笠スポーツ広場
 IFAリーグの2戦目が、6分咲きの桜が美しい折笠スポーツ広場で行われた。
 キックオフ前の円陣では、リラックスした雰囲気の中、初勝利を目指す強い決意が感じられた。
 先週よりも弱いものの小雨が降り気温も上がらぬ中、大勢の保護者や卒業生に見守られ一高ボールで試合開始の笛が鳴った。

 どんな展開になるのか、両選手たちのコンディションはどうなのかなど観ている者が思う間もなく、0分、相手DFのクリアーミスを逃さず一高FWがボールを奪い、鹿学CのGKと1対1になり、冷静に左足でゴール左隅にボールを流した。見事ファーストプレイで先制点を挙げる快挙を成し遂げた。出鼻をくじかれた鹿学Cの選手をよそ目に、一高は流れに乗り2分、右からのグラウンダーのセンターリングに走り込んだ選手がゴール右隅に叩き込み2-0とする。最高のスタートを切った一高はその後も追加点を狙うも、なかなか好機までには至らなかった。徐々に落ち着きを取り戻した鹿学Cは29分、コートの幅を大きく使い右サイドから左サイドへつなぎ、左サイドからの折り返しに中央で合わせ2-1とする。その後も勢いを取り戻した相手に、一高選手は防戦一方となる。鹿学CはDFからパスをつなぎコートチェンジをしかけながらギャップに走り込んだ選手にボールを入れ、その選手が落としたボールを縦につなぐという、鹿学Aと同じスタイルのサッカーで一高ゴールを狙ってくる。再三ピンチをまねくも、相手シュートがポストに当たったり枠外であったりで救われた。そんな中、前半終了間際の44分、右サイドでボールを奪うと落ち着いてパスをつなぎ、相手の一瞬のスキをついて右からの折り返し、中央でダイレクトで合わせ3点目を奪う。一高DFから中盤選手、相手のスペースに走り込んだFW、そして落ち着いて決めた得点者と、流れるようなパスのつなぎに感動を覚えた。ここで3-1で前半終了。

 後半は雨が少しは弱まるも、グラウンドは相変わらず滑りやすい状態であった。鹿学Cは早い時間帯に追加点を挙げ1点差に迫りたいため、後半開始直後から激しいプレッシャーでボールを奪いにくる。それに対し一高も全員で体を張った守備を繰り返す。ボールを奪われても空中戦では一高に分があり跳ね返し、こぼれ球を両校で取り合うという我慢の時間が続く。63分、一高のパスをカットした鹿学Cはキーパーと1対1になるも枠外に外す。一高GKのポジショニングのよさに助けられた。その後、69分、85分とペナルティーエリアの外2~3m付近で相手にFKを与えてしまうも、壁が跳ね返したりシュートが枠外に飛んだりと依然として3-1のままであった。点差を縮められない相手は気持ちばかりがはやり、ミスが目立ち始める。一方、一高は落ちついて相手攻撃に対応する。そして、試合終了のホイッスル。2部リーグ初勝利という待望の瞬間がやってきた。

 今日の勝利により、選手たちは確実に自信をもてたことだろう。ここまで熱く、冷静に論理的に選手たちに指導してくださった関山先生をはじめとするスタッフの方々のおかげである。しかし、2部リーグでの勝利が最終目標ではない。関東・全国を目指すのであれば、選手一人一人の試合中の冷静な判断力と強い精神力をもっと高める必要がある。例えば、前半の相手に押し込まれていた時間帯にチームを鼓舞するような声を出せる選手が、今後出てくる必要がある。
 来週の古河一B戦では、今日以上の熱い声とプレーに期待したい。それが、お世話になっている指導者への恩返しでもある。
 今年のテーマである「野心」と、さらに「白亜魂」の融合に期待したい。
 
 令和5年3月25日 於 折笠スポーツ広場 父母の会

掲載日 令和5年3月27日
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