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【父母の会観戦報告】IFAリーグ2部 対霞ヶ浦高

IFAリーグ2部 対 霞ヶ浦高 令和5年4月16日(日)
結果 日立一高 - 霞ヶ浦高
前半    0     -    2
後半    1     -    1
合計    1    -    3
会場 霞ヶ浦大室グラウンド

 IFAリーグ5戦目、リーグ戦前半の最大の山場の一つとなる霞ヶ浦高戦が曇り空の中、茨城が誇る湖「霞ヶ浦」のそばにある霞ヶ浦大室グラウンドにて行われた。
 前半、霞ヶ浦がボールを支配し、隙あらば一高DF裏側に縦パスを蹴り込むサッカーを展開する。それに対し、一高は全員でいつもどおり体を当てて献身的な守備で対応するが、相手を倒す場面が多く、なかなかペースをつかめなかった。霞ヶ浦は6分FK,14分右CK,16分FKとチャンスをつくるも、一高は要所を締め0-0でゲームが進む。そんな中17分、一高は左サイドを突破し中央へ折り返しミドルシュートを放つもバーの上に外れる。これが、この試合一高のファーストシュートであった。徐々に一高が流れをつかみ始めた矢先の22分、左CKを足で合わされ先制される。その後も霞ヶ浦のペースが続き、29分には一高のパスをカットし、そのまま一高GKと1:1、冷静に交わしながら走り込んだ見方選手にパス、その選手も一高選手の動きを見ながらゴール左隅に2点目を上げる。その後も一高は劣勢に立たされるも、GKのナイスセーブでどうにか前半を0-2で終える。前半は、見ている者に「強い」というよりは「上手い」という印象を与えた霞ヶ浦高であった。
 いよいよ一高にとって平常心と精神力が試される、このリーグ戦初めて追う立場での後半が始まる。始まる前の円陣では、リードしている霞ヶ浦高の選手の気合の入った声が響いたが、一高選手はどことなく重い雰囲気を漂わせていた。
 後半開始早々の48分、霞ヶ浦高が強烈なシュートを放つも一高GKが好セーブを見せる。その後も、一高は前半の悪い流れを断ち切れず、コートの中央に大半の選手が集まる悪い流れとなる。相手は、緩急を織り交ぜながら、体を上手に使ったドリブルで一高の守備を切り裂いていった。それに対しフィジカルで対応する一高。自然と激しさが増す。一高イレブンの気持ちも高揚し、徐々に守備のリズムが安定してきた67分、右サイドから中央に折り返されると、狙いすましたシュートが一高ゴールの右隅に突き刺さる。この失点で0-3とになり、かなり苦しくなる。その後は両チームとも選手を入れ替え、耐える霞ヶ浦、攻める一高の展開になる。どうにか1点を取りたい一高だが、その1点は非常に遠かった。このまま終わってしまうのかと思った92分、右からのFKに走り込んだ左MFが頭で合わせ待望の1点を挙げた。しかし無情にも試合終了の笛、1-3で今リーグ初の敗北を喫する。

 これでリーグ戦5節が終了し、勝ち点3差の中に5校がひしめく大混戦である。水戸啓明A(1位)や明秀日立B(2位)、霞ヶ浦A(3位)、鹿島学園C(5位)と言った茨城県の名門私立校が名を連ねている中、一高は現段階では4位と大健闘している。それは、偶然ではなく、一高が強いからである。つまり、強豪校と互角に戦えるレベルに達している証拠である。実際、今までなら0-3で終わったいた試合が、今日は1点を奪うことができている。最後まで諦めず一瞬のスキをついてFKを蹴った選手、それに頭で合わせた選手には心から感謝したい。

 いよいよ、今週水曜日から関東大会の予選が始まる。
 もう、一高は県内の上位校と対戦しても、対等に戦えるだけの力は備わっている。 あとは、どれだけ自分たちを信じ、相手に臆せず強気で戦えるかどうかである。
 今日の試合でも、先制のチャンスを最初に迎えたのは一高であった。
 今の一高が強豪校に勝つのはまぐれではなく、実力である。
 そのことを選手全員が理解し、強気で本気で上位進出を狙ってもらいたい。
 「やればできる」「白亜魂(一高プライド)」「強気」そして「野心」を忘れるな! 

 令和5年4月16日 於 霞ヶ浦大室グラウンド 父母の会

掲載日 令和5年4月16日
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