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【父母の会観戦報告】 関東大会県北地区予選 対多賀高

関東大会県北地区予選 対 多賀高 令和5年4月19日(水)
結果 日立一高   -  多賀高
前半     1      -     0
後半     1      -     0
合計     2      -     0
折笠スポーツ広場

 ついに、関東大会県北地区予選が温かな日差しの中、折笠スポーツ広場で行われた。
 相手は多賀高、これに勝てば県大会出場となる大切な一戦である。試合前の円陣は両校対照的で、気合の入った一高に対し静かな多賀高であった。
 前半、風上に立った一高のキックオフで始まる。一高保護者の多くは早々に得点を上げることを期待していた。当然、選手たちもそのつもりだったはずだろう。しかし、多賀高選手全員の意思統一されているすばらしい守備にさいなまれた。多賀高は自陣に全員を配置し、とにかく数的優位をつくり、体を張り大きくクリアーする、それを一高選手が拾いつなぐ間に再び選手全員が自陣で陣形を整えるサッカーを繰り返した。それはまさに「白い(多賀高のユニファームが白色だったので)壁」状態で、一高が再三チャンスをつくるも全て跳ね返した。一高もなかなか得点を奪えず焦りからパスミスが目立ち始めるが、仲間同士で声を掛け合い攻撃を組み立てた。そして17分、待望の瞬間がやってくる。右サイドから左サイド、そして中央へボールをつないで相手を揺さぶり、最後はFWが鮮やかなボレーシュートを決める。やっと取れた得点に、選手もベンチも保護者も一安心する。その後も一高ペースで試合が進むが、相手のペースに合わせてしまい得点を奪えず1-0で前半が終わる。
 後半も前半同様の展開となる。リードを許していても多賀高の戦術は変わらず、かなり引いての守備であった。一高はリードをしているのでさほど焦らず、攻撃を組み立てることができた。65分、右センターリングを左から走り込んだ選手が合わせ2-0とする。この後、さすがに得点を取りに来る多賀高選手に対し、一高は交代で出てきた選手も含め冷静に対応でき、見事2-0で勝利、県大会出場を決めた。
 
 いよいよ、今週水曜日から関東大会県予選が始まる。初戦は同地区の日立工業、決して楽な相手ではない。今日のように相手が引いて守り、一発カウンターやPK戦を狙ってくることも考えられる。一高が強くなれば当然相手は研究してくるだろう。それでも、試合中選手間でコミュニケーションを取り、どうすれば勝てるのか考え、プレーしなければならない。「得点を奪うため」に誰がどう動くのか、どんなプレーが必要なのか分析し、パフォーマンスすることが今の一高選手には求められている。一発トーナメントは何が起こるか分からない。日立工業も必死にくるはずだ。一高が弱気になり、精神的に受け身に立ったらそこで終わるかもしれない。逆に考えれば、一高が死ぬ気でがむしゃらに走り、体を張った泥臭いサッカーを展開できれば、どんな相手にでも勝つ可能性が出てくるということだ。
 
 3年生を中心にここまでチームが成長できたのだから、保護者は我が子を信じるしかない。
 「頑張れ!息子たちよ!!」


 令和5年4月16日 於 霞ヶ浦大室グラウンド 父母の会

掲載日 令和5年4月22日
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