IFAリーグ4部 　対 日立商業高B 令和5年5月4日(木)
結果 日立一高B － 日立商業高B
前半 　　2     － 　　0
後半 　　0     － 　　0
合計 　　2　　 － 　　0
会場 日立商業高校グラウンド

　IFAリーグ4部の初戦が、気温はやや高いもののG.Wらしい爽やかな風が吹く日立商業グラウンドにて行われた。相手は日立商業高Bチーム、両校の選手にとってAチームで試合出場できるかどうかのアピールの場になる大切な試合である。

　前半、一高のキックオフで試合が始まる。気合いで勝る一高は、試合開始直後から激しいサッカーを展開する。中盤からプレッシャーかけてボールを奪い、左右に散らしながら日商ゴールを狙う。一高ペースのまま試合が展開しついに9分、中央やや右寄りからのFKを頭で合わせて一高待望の先制ゴール！日商GKの逆を突く鮮やかなシュートで1-0とリードする。その後も12分、FKを頭で合わせるも日商GK正面、15分には右CKを左サイドから合わせてシュートを放つもゴール左側に外れる。追加点が取れそうで取れないもどかしい展開が続くがついに21分、中央からドリブル突破しゴール前まで運ぶと相手をかわし一瞬のスキを突いたミドルシュートがゴール右隅に突き刺さる。日商DFのタイミングをずらすように、振り幅を小さくしたすばらしいシュートにより2-0と突き放す。この後も終始一高ペースで2-0のリードのまま前半終了となる。

　早い時間帯に点を取りリズムにのりたい日商のキックオフで後半は始まる。日商が後半開始早々から攻めてくると予想されていた中、最初の好機を迎えたのは一高であった。47分、右センターリングを左サイドからダイレクトで狙うもタイミングが合わず追加点ならず。その後は日商がペースを握り、54分右CKから連続攻撃を仕掛けるも一高DFが体を張って守り、57分には日商が中央から細かいパスをつなぎ右サイドへボールを回し、そこから左サイドへ絶妙のスルーパス、あわや失点かと思いきや一高GKのナイスポジショニングのおかげで正面で好セーブ。そのまま耐えた一高が4部での初勝利を収めた。

　今日の一戦を見る限り、一高はチーム全員で「野心」を持っていることが伝わってきた。 この試合の勝利を自信に変え、次の試合にも臨んでもらいたい。
　しかし、今日の試合に出た選手にとってBチームでの勝利が目標ではないはず。しっかりと監督やコーチにアピールし、Aチームの選手を脅かすほどに成長してもらいたい。チーム内での熾烈なレギュラー争いが、今の一高にとって一番必要なことの一つである。誰にでもチャンスはある。ようは、チャレンジしようとするかどうかである。とにかく、学年や経験とか関係なしでがむしゃらに努力を続けてほしい。

I can accept failure、everyone fails at something.But I can't accept not trying.
Now or Never

　令和5年5月4日　於　日立商業高グラウンド　父母の会