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【父母の会観戦報告】IFAリーグ2部 対常総学院

IFAリーグ2部 対 常総学院 令和5年5月21日(日)
結果 日立一高  -  常総学院
前半   0      -   1
後半   0      -   0 
合計   0     -   1
会場 石滝グラウンド


 IFAリーグ6戦目、リーグ戦前半2つ目の山場となる常総学院との戦いが、多少蒸し暑いものの爽やかな風が吹く石滝グラウンドにて行われた。
 一高にとっては関東大会県予選で敗れた後の最初の試合なので、勝って今週から始まるインターハイ地区予選に弾みをつけたい試合であるが、常総学院にとっても2部リーグで上位進出を果たすためには落とせない試合となるので、両校ともに負けられない大切な一戦となった。両校の熱い想いが試合前のミーティングや円陣にも表れ、ピッチ外にいる保護者にも両校のみなぎる闘志が感じられるほどであった。

 前半、常総学院のキックオフで試合が始まった。双方、どんなサッカーを展開するのか様子見の状態であった3分、常総は左サイドラインギリギリのところでボールを奪うと、一高DFの後ろから斜めに走り込んだ選手に絶妙の縦パスをつなぎ、その選手が一高GKをかわし得点を挙げる。一高選手の一瞬のスキをつく集中力、パスの精度の高さ、GKの動きを見る冷静さ、常総選手の能力の高さが生んだ得点と言えよう。一高は早い時間に失点し、0-1とリードを許す。これで目が覚めたのか、一高は二人のCBのパス交換からのコートチェンジ、両SBやボランチが絡んだ横パスや縦パスを織り交ぜギャップを作り、そこにMFやFWが走り込む攻撃をしかける。しかし、常総も多少引き気味で守りながらも、パスカットをねらってはカウンター攻撃を仕掛ける。しかし、一高も奪われたボールを体を張って奪い返すというような、攻守の切り替えが早い非常にスリリングなゲーム展開が続く。一高は38分、左サイドを突破したFWから中央に走り込んだ選手に絶妙のパスが入りダイレクトで合わせるも常総キーパー正面。非常に惜しい場面でったが無得点。そのまま0-1で前半が終わる。

 いよいよ一高イレブンの気持ちが試される後半が始まった。前半同様の早い展開が続く。早い時間帯に追いつきたい一高は、後半出だしからプレッシャーかけてはボールを奪い常総ゴールに襲い掛かる。しかし、前半同様決定的なチャンスまでには至らず焦りが増し、目立たないが微妙なミスが出始めてくる。そして56分、一高CBが常総選手の決定機をつぶすファールをし、レッドカードで退場となる。その後は1人少ない状況となりかなりの劣勢が予想されたが、一高選手は1人少ない分、一人一人の運動量が増えると同時に集中力が増し、相手の攻撃に耐えながらも反撃のチャンスをうかがった。10人になってから、一高チーム全体から「絶対に負けない」という今までにはあまり感じられなかった強い気持ちが感じられた。その結果、ピンチを招くことも多々あったが一高GKの体を張ったプレーを中心に守り切った。しかし、得点を奪えず0-1で試合終了となる。

 いよいよ、今週火曜日からインターハイ地区予選が始まり、それに勝てば1週間後には県大会が始まる。勝ち上がるために、まずは一番重要な【心】、つまり今日のように前半からチーム一丸となって点を取りに行こうとする「強い心」が必要となる。しかし、今日のように多くのCKを得ても、シュートに繋がらないような攻撃の雑さがあっては足元をすくわれる可能性もある。つまり【技】の精度をもっとあげなければならない。そして、試合当日にベストコンディション【体】で臨める自己管理能力も必要となる。
 インターハイ予選は全てトーナメント戦、つまり負ければ3年生の何人かは引退するかもしれないのである。ピッチに立っている全選手には、たとえ試合に出られなくてもベンチでチームの勝利を信じている仲間がいることを忘れないでもらいたい。また、3年生には、このメンバーでサッカーができる残された時間を思い切り楽しんでもらいたい。

「If you don't practice you don't deserve to win.」
「Never,never,never,never give up.」

令和5年5月21日 於 石滝グラウンド 父母の会
     

掲載日 令和5年5月22日
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