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【父母の会観戦報告】 全国高校総体県北予選 対多賀高

全国高校総体県北地区予選 対 多賀高 令和5年5月23日(火)
結果   日立一高     -   多賀高
前半        6        -      0
後半        4        -      0
合計       10        -      0
会場 折笠スポーツ広場

 ついに、高校総体県北地区予選が小雨降りしきる折笠スポーツ広場で行われた。
 相手は多賀高、前回の関東大会地区予選で一高が勝利をしたものの、苦戦を強いられた相手である。
 前半一高ボールのキックオフ直後、開始1分にも満たない時に、右からのセンターリングを頭で折り返し、それに合わせてシュート。見事一高が1-0と幸先のいいスタートを切る。その後も終始一高ペースで試合が流れる。17分、左サイドからの強烈なミドルシュートで2-0とすると20分、2点目を挙げた選手がペナルティエリア内で相手のファールを誘いPKを獲得、冷静に決め3-0。これで完全に勢いに乗った一高はさらに29分、ワン・ツーパスで相手DFを崩し4-0、30分には左からのセンターリングを頭で合わせ5-0、38分にはダメ押しともいえる得点を上げ前半6-0で終了する。どのゴールもすばらしいが、特に6点目は相手GKのはじいたボールを気持ちで押し込んだ泥臭いシュートで、今の一高に最も必要とされている「強い心」を象徴するかのような得点であった。
 後半もスタート直後から得点差を感じさせない一高の気合の入った声が、冷たい雨が降る折笠に響き渡った。当然、攻撃陣も手を緩めることもなく50分には相手ボールを奪い、そのままミドルシュート、7-0とする。ゴール後もピッチ横で応援をしてくれていた選手と喜びを分かち合うパフォーマンスで、会場を一高ムード一色に染めた。51分、左サイドで粘って右サイドへグラウンダーの最高のパス、走り込んだ選手がダイレクトで合わせ8-0、54分にはボランチから右サイドへ、その選手がダイレクトで中央へ入れると鮮やかなボレーシュートで9-0、65分にも右CKを中央に走り込みダイレクトボレーシュートで10-0とする。後半は一高の美しく正確なパスによる得点シーンが見られた。また、一高はDF陣もGK中心に声を掛け合い、相手の動きに合わせたポジショニングの変更を1試合とおしてできたので、早い段階で相手の攻撃の芽をつぶすことができた。前試合にレッドカードで退場した選手も、見方がボールを奪われた瞬間に「切り替えろ」と常に声を出すなど、反省をプレーに表していた。最終的には10-0と相手を圧倒し、県大会出場を決めた。

 いよいよ、県大会の組み合わせが決まった。「恐らく勝てるだろう」という思いを持っている選手が少なからずいるはずだ。でも、1発トーナメントの大会では、何が起こるか分からない。そのことを一高選手が理解せず、油断していたらきっとやられるだろう。それでいいのか、一高選手には再度考え直してもらいたい。この県大会で引退を決めている3年生もいるだろう。最後の試合で油断して敗北し引退したら一生後悔するだろう。絶対にそんな思いをしてもらいたくない。今一度、今年のテーマ「野心」を一人一人の胸に刻んでもらいたい。勝ち進めば、有名私立校か伝統ある県立高校と対戦する組み合わせである。苦手意識は確かにあるだろう。しかし、勝負に絶対はない。やる前から諦めたら、結果は見えている。「絶対に勝つ」という強く、熱い想いを全員がもち試合に臨んでもらいたい。
「 You can do it! 」 


令和5年5月23日 於 折笠グラウンド 父母の会                              

掲載日 令和5年5月25日
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