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【父母の会観戦報告】 全国高校総体県予選 対水海道一高

全国高校総体県予選 対 水海道一高 令和5年5月30日(火)
結果 日立一高   - 水海道一高
前半     1      -      0
後半     3      -      0
合計     4      -      0
会場 折笠スポーツ広場

 ついに、高校総体県予選が太陽が眩しくも爽やかな風が吹く折笠スポーツ広場で行われた。相手は県西地区を勝ち上がってきた水海道一高。
 日立一高は試合前の円陣を全員で組んだ。そして、今までの中で一番大きく気合の入った掛け声。見ている者全ての心を震わせた。
 前半、風下に立つ日立一高のキックオフで始まった。開始と同時に、両校ともピッチサイドから熱のこもった応援が始まった。応援にまわった選手同士でも負けられないというプライドが激突した。水一も頑張って応援していたが、一高応援はメガホンや太鼓、そして魂のこもった大声、まとまりの面で相手を圧倒していた。
 序盤は両校激しくぶつかり合い、どうにか先制点をあげようと気合の入ったプレーが連続するも、双方緊張しているのか、または慎重になっているのか、危険を侵さずシンプルにクリアーする場面が多く見られた。しかし、徐々に硬さが取れてきた日立一高が12分過ぎころからペースをつかみ始めると、パスを左右に振りながら効果的な縦パスを出し始めた。しかし、決定的なチャンスまでには至らず、逆に26分、水一が右からのセンターリングを走り込んだ選手が合わせるが、日立一高DFが体を張ってブロック。一瞬ひやりとする。そのまま、0-0で前半終了するのかと思った37分、一高は左サイドMFから斜走したFWへ縦へのロングパス、それを受けたFWが相手GKが前に出てきているのを見逃さず技ありのループシュート。待ちに待った先制点を上げる。得点を決めたFW選手の非常に冷静でクレバーなシュートには、ただただ感心するばかりであった。

 後半も日立一高ペースは変わらなかった。1点を取って気が楽になったのか、パスをつなぎながらコートチェンジ、ギャップへ走り込んだFWへの縦パス、失敗してもFW,MFが相手に体を当てボールを奪い取る日立一高サッカーが展開された。相手も、負けたくないという強い気持ちがプレーに表れ、カウンターをしかけてくる。47分には、水一はファウルで得たFKを直接狙うも、日立一高GKがすばらしい反応で難を逃れる。追加点が取れそうで取れない緊迫した状態が続き、応援する日立一高関係者もはらはら、ドキドキの連続であったが、62分、左MFがドリブルで相手をかわすと思い切りのいいミドルシュート、2-0と突き放した。このゴールには、シンプルに点が欲しいという選手の想いが込められている感じがして、見ている者のモヤモヤ感を吹き飛ばしてくれた。そして、65分には左FKを大外から頭で合わせ3-0、72分には左CKを頭で落としゴール前につめていた選手が密集している相手の隙間を気持ちでねじ込み4-0と試合を決定づける。3・4点目とも選手の執念で奪った得点と言えよう。そして、そのまま4-0で試合終了、見事県大会1回戦突破を果たす。
 この試合には、今後の勝敗のカギを握るプレーがいくつか見られた。日立一高FWのとにかく粘り強い走りとボールを追いかける執念、左SBの体を張った守備と自分よりも大きな相手との1:1でも倒れない強靭な足腰と折れない気持ち、そして、最後まで仲間を鼓舞する応援選手。今までにはあまり見られなかった「心」の強さと部員全員のチームワークが感じられた試合だった。
 次はいよいよシード校である岩瀬日大との対決である。恐らく今日以上に緊張するだろう。しかし、チャレンジャー精神を忘れず、臆することなく堂々と一高らしさを出せればチャンスはやってくるはずだ。もし、チームの雰囲気が落ち込んだ時には応援選手が気合と根性とエネルギーを注入してくれるはずだ。今日も、マネージャーさんもメガホンもって頑張って応援してくれていました。「ありがとう」
 50人以上の部員が一つの目標に向かって想いが一つになれば、感動的な試合になると信じている。
 そして、勝てる。
 「You miss 100% of the shots you never take.」


令和5年5月30日 於 折笠グラウンド 父母の会                              

掲載日 令和5年6月1日
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