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【父母の会観戦報告】IFAリーグ2部 対 波崎高校

IFAリーグ2部 対 波崎高校 令和5年9月16日(土)
結果 日立一高 - 波崎高校
前半 0        - 1
後半 0        - 0 
合計 0 - 1 
会場 石滝グラウンド

 IFAリーグ戦後期第3戦目(通算12戦目)となる波崎高との戦いが、真夏のような陽光照りつける石滝グラウンドで行われた。両校にとって、あと1か月余りに迫った選手権予選に向け勝って弾みをつけたい大切な戦いであるとともに、今年2部に昇格した2校のプライドをかけた一戦でもある。
 試合開始前の両校の様子は対照的で、一高の気合の入った声と全員でのハイタッチに対し、波崎はほとんど声がない静かなハイタッチであった。
 波崎のキックオフで試合が始まった。序盤は静かな展開であったが、時間が経つにつれ激しさが増していった。波崎イレブンは全体的に決して上背は高くないものの、激しい当たりで中盤からプレッシャーをかけてきた。それに対して一高も冷静に対応し、一進一退の攻防が続く。一高は13分には左からのロングスロー、15分には右からのFKとチャンスをつくるも決定機までには届かず、逆に20分、波崎は中盤でのこぼれ球にMFが素早く反応し左サイド(一高側から見ると右サイド)へパスをつなぎ、そのまま持ち込んで一高ゴール右隅へシュートを決める。一高にとって欲しかった先制点を奪われ、0-1という苦しい展開となる。
 そして、クーリングブレイクへ。
 流れを変えたい一高であったが、クーリングブレイク後も細かなパスミスが目立ち、思うようなサッカーを展開することができなかった。試合開始前の静けさが嘘のような波崎は、常にお互いに声を掛け合い、素早い寄せと複数人で守るスタイルを徹底し、ロングボールを中心に攻撃のリズムを作ってきた。しかし、一高も負けじ劣らず、MF・FWを中心にドリブル突破を仕掛け何度もFKのチャンスをもらうが、シュートまでには至らず0-1のまま前半終了となる。
 後半開始直後、一高はペナルティーエリアすぐ後ろからFKを得る。絶好のポジションから直接狙うも、相手GKにはじかれ無得点に終わる。その後は、一高もMF・FWが高い位置から激しいプレッシャーをかけボールを奪うものの、フィニッシュまでには至らなかった。「前半の課題をどこまで修正しチームでどう攻撃を組み立てるか」が一高の後半のポイントとなっていたはずだったが、後半始まってもなかなか修正できず流れに乗れなかった。次第に流れは波崎に移り、60分には左からのFKを直接狙う。壁に当たりシュートの軌道が変わったが、一高GKが見事な反応で得点を許さなかった。62分にも波崎はFKで直接ゴールを狙うも、今度はポストに救われ依然として0-1のままであった。なかなか得点できない一高はメンバーチェンジやシステム変更で点を取りにいくも功を奏さず、結局0-1のまま試合終了となる。一高にとって、非常に痛い一敗となった。

 一高にとって、今回の試合でも多くの課題が残った。その課題の全てをクリアーすることは無理かもしれないが、選手権予選までの残りの1か月余りで少なくとも攻撃のベクトルを合わせることは可能であろう。今日もそうであったが、一高の攻撃はミスが多くちぐはぐ感があった。そこを修正し、ピッチ上の11人の意識の統一が図れれば得点チャンスは生まれるはずである。また、試合中の選手たちによるクリエイティブなアイデアも必要となる。相手の様子や状況によっては、試合中に思い切り何かにチャレンジすることも必要になってくる。それができれば、今日の様に上背で勝っていてFKのチャンスも何度も作ったのに、ヘディングシュートが1本も打てないなんていう状況からは脱出できるはずである。そして、ミスを誰かのせいにするのではなく、チームのミスだということを再確認する必要もある。ここまで来たら、残すはメンタリティーの調整である。がんばれ!!
 
 全てのチームスポーツに通じる絶対的な言葉!
「One for all, all for one」:(本当の意味)「1人はみんなのために、みんなは1つの目的のために」
 一高サッカー部の目的は何か、3年生6人が引退せずに残った目的は何か、そして今年のこのチームのスローガンは何かを思い出し、残りの時間全身全霊を掛けサッカーに打ち込んでほしい。

令和5年9月16日 於 石滝グラウンド 父母の会
     

掲載日 令和5年9月16日
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