▼色合いの変更 標準 | 1 | 2 | 3 |
▼文字サイズ変更 標準 大きく 小さく
 
 

携帯サイト

 

携帯サイトはこのQRコードを読み込んで、アクセスしてください。

       携帯サイトの2次元バーコード
トップ父母の会 > 【父母の会観戦報告】IFAリーグ2部 対 常総学院

【父母の会観戦報告】IFAリーグ2部 対 常総学院

IFAリーグ2部 対 常総学院 令和5年9月30日(土)
結果 日立一高 - 常総学院
前半  0     -  0
後半  1      -  0 
合計  1   -  0 
会場 霞ヶ浦大室グラウンド

 IFAリーグ戦後期第5戦目(通算14戦目)となる常総学院との戦いが、曇り空の中大室グラウンドで行われた。両校にとって負けられない戦いではあるが、特に一高にとっては最近調子を落としなかなか勝てない試合が続いていたので、来週から始まる選手権予選のことを考えると絶対に勝っておきたい試合であった。体調不良の選手も徐々に回復しベストメンバーに近い状態でのゲームなので、円陣もいつも以上に魂のこもった大きな声であった。
 
 一高のキックオフで試合が始まった。両校、どうしても先制点を取られたくないため、DFは大きくボールを蹴り合い、それを跳ね返す展開となった。セカンドボールの回収率が高い方が流れをつかむかと思われたが、両校絶対に負けたくないという思いが強く、なかなかペースがつかめないまま時計の針が進んでいった。一進一退の攻防が続く中、徐々に一高は相手からファウルをもらいFKのチャンスをつかみ始める。11分、15分、22分といい位置からのFKであったが、相手DFに阻まれ無得点に終わる。前半給水後は常総の流れになり、32分、37分、42分とFKとなるが、やはりチャンスをものにできず0-0で前半を折り返す。前半は常総のファウル覚悟の守備にてこずり、決定機を作ることはできなかった一高であったが、相手にもシュートチャンスを与えない固い守りで乗り切った。

 後半立ち上がり早々、一高は左右からのロングスローで活路を見いだそうとするも、体を張った常総守備陣の前では思うような形は作れなかった。後半も前半同様の焦れた展開を見せる中、ついに71分、一高にとっては待ちに待った瞬間が訪れる。左サイドから相手をかわしセンターリング、一度は相手にクリアーされるものの、こぼれ球をMFがシュート、それをFWがフリックしゴール右隅にゴール!ついに、やっと手にした先制点、1-0とリードする!!これで流れに乗れるかと思いきや、常総も意地の反撃を見せる。75分右CK、77分中央からのFK、83分FK、92分FKと怒涛の攻撃を見せるが、一高はGK中心に最後まで体を張り守り切った。そして、久しぶりに聞く勝利を告げる終了の笛。選手もベンチも歓喜の渦に包まれた。もちろん、保護者もベンチメンバーもマナージャーさんも大喜びであったが、恐らく、一番大声で喜んでいたのは監督であっただろう。なかなか勝てず、ケガや体調不良にも悩まされた数か月間、非常に苦しかったと思う。この勝利は、選手たちの自信にもつながるし、それ以上にこれからの監督の勇気ある選手起用や大胆な戦術にもつながる、とても大きな意味を持つ一勝となった。

 いよいよ、ついに今度の日曜日、選手権予選の初戦を迎える。
 油断するようなことはないと思うが、まずは体調管理(保護者の皆様方、ご協力よろしくお願いします。)、次に「勝つ」イメージトレーニング、最後にチームメイトとの戦術のすり合わせを行い、本番を迎えてほしい。そして、試合中は「冷静に熱くなる」ことを忘れず、全集中で臨んでもらいたい。1つのミスが敗戦(つまり、3年生の引退)に直結するわけだから、試合後に言い訳や後悔しないためにも、とにかくがむしゃらに最後まで走り続けろ!

 「戦いでは強い者が勝つ。辛抱の強い者が。」
 一高選手諸君、天下を目指せ!

令和5年9月30日 於 霞ヶ浦大室グラウンド 父母の会
     

掲載日 令和5年10月2日
【アクセス数