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【父母の会観戦報告】全国高校サッカー選手権大会茨城県大会 対 佐和高

全国高校サッカー選手権大会茨城県大会 対 佐和高 令和5年10月8日(日)
結果  日立一高   -  佐和高
前半       0    -     0
後半       2    -     0
合計       2    -     0

会場 IFAフットボールセンター

 肌寒い風が吹く曇り空の中、選手権大会茨城県大会がIFAフットボールセンターで行われた。一高にとって初戦となるので緊張と硬さはあったことだろうが、それを感じさせないくらい、試合前の円陣とハイタッチでは笑顔が見られた。観客席には引退した3年生をはじめ、OBやその保護者、偉大なるOB達など一高サッカー部の勝利を信じた者たちで埋め尽くされた。

 前半、風下に立つ佐和高のキックオフで始まった。負ければ終わりのトーナメント戦において先制点が勝敗に大きな影響を及ぼすことを両チームとも分かっているので、佐和高は危険を冒さず、シンプルにボールを前に蹴るサッカーを繰り返した。それをフィジカルで勝る一高DFが頭で跳ね返す展開となり、セカンドボールの回収率が重要度をました。そんな中最初にチャンスをつくったのは一高であった。4分、左CKが直接ゴールバー直撃、惜しくも先制点を逃す。その後は、やや佐和高のペースで試合が流れる。一高は初戦の固さと早く先取点がほしいという焦りからか、思うようにパスがつながらず相手のロングキックに悩まされた。一進一退の攻防が続いたが、22分一高は左からのFKを直接狙うも枠外に外したり、32分には左から右サイドへ大きくサイドチェンジし、右からのクロスにFWが頭で合わせるも相手GKにはじかれたりするなど、チャンスを逃した。38分にも、右サイドを駆け上がったDFが相手をかわし中央へ折り返すと、受け取った選手が走り込んだ選手へパス、GKと1:1となるが決めきれず0-0のまま前半を終える。

 ハーフタイムでしっかり休めた一高イレブンは、後半立ち上がりから気合を入れてボールを追いかけ始めた。特にFW,MFは高い位置から体をぶつけては相手からボールを奪い取るなど、この試合にかける想いが観ている者に伝わってきた。スタンドからは熱のこもった応援が続き、一高の団結力の凄さを物語った。その魂のこもった応援に後押しされ、ついに待望の瞬間がやってきた。55分、一高は右からのロングスローから相手ゴール前で混戦状態になったが、最後はFWが執念で押し込み待ちに待った先制点を上げ、1-0とする。選手もベンチも応援も最高の瞬間を迎えた。しかし、この先制点が相手に火をつけ、その後はピンチの連続であったが、一高GKのナイスセービングによって失点を防いだ。その後、佐和高はメンバーチェンジをし得点を狙いにきたが、一高の体を張った守備を崩すことはできなかった。一高も疲れが見えてきた選手を交換する等、両校とも総力戦の様相を呈してきた。一高も先制点後はなかなか決定機をつくれなかったが、82分、途中から入ってきたMFが思い切りのいいミドルシュートをゴール左隅に決め2-0と試合を決定づける。そして試合終了、一高が見事選手権大会茨城県大会4回戦を勝利で納め、ベスト16に進出した。

 次の選手権予選は2週間後の10月21日(土)に行われる。その前に14日(土)には、雨で延期となった古河一Bとのリーグ戦がある。この古河一B戦は非常に大きな意味を持つことになる。それは、古河一Bに勝つと、先週の常総戦での勝利で悪い流れを断ち切り、今日の佐和高戦での勝利で自信を深め、古河一Bの勝利で勢いを増し、そしてベスト8を掛けた大一番と一高の上り調子を加速させることができるのだ。
 ここまで来たのであれば、最高の状態で次の試合にに臨んでもらいたい。そのためには、選手にはしっかりとコンディションを整えてもらいたい。今週の準備が、ベスト8に繋がるのだ! 
 一高サッカー部の野心はまだまだ続く!
「勝負は、その勝負の前についている」

令和5年10月8日 於 IFAフットボールセンター 父母の会
     

掲載日 令和5年10月8日
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