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日立一高 |
VS |
常磐大A |
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前半 |
0 |
― |
1 |
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後半 |
1 |
― |
0 |
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合計 |
1 |
― |
1 |
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IFAリーグ3部A 最終節は明秀学園日立高校の石滝サッカーグランドで行われました。
この試合に勝てば自動的に2部昇格が決まる日立一高。一方、勝ち点を奪って上位に食い込みたい常磐大。双方の勝利への思いがそのまま体現されたような激しい攻防が序盤から繰り広げられました。
両校ともサイドを起点に攻撃をしかけ、何度かシュートまでこぎつけるものの、双方のGKの好セーブにより、互いにゴールラインを割ることはできませんでした。
試合が動いたのは前半19分。常磐大は自陣で細かいパスワークから、一気に左サイド前線へ縦パスを通すと、FWがゴールライン間際までボールを持ち込み、一高DFの執拗なマークをかいくぐって逆サイドへクロス。これを右サイドで受けた相手FWが落ち着いてゴール左隅にシュートを決めて先取点を上げました。
しかし、日立一高イレブンはすぐに円陣を組み、気持ちの切り替えを図るとともに、改めて戦術確認を行います。
その後は、両校ともゴール前へ迫るものの、得点を挙げることはできず、0-1のまま前半が終了しました。
後半に入り、日立一高は相手のファウルからのフリーキックやコーナーキックから再三ゴールを脅かすものの、得点にはつながりませんでした。
激しい攻防から選手の疲れが見え始めたところで一高ベンチが動きます。後半21分にFW、後半31分にはMFとDFと、それぞれフレッシュな選手をピッチに送りむと、このベンチの采配がピタリ的中します。
後半38分、ゴール前の混戦から途中出場のFWが果敢にシュートを放ち、一度は相手DFに阻まれるものの、ボールを粘り強くキープして、反転して倒れながらシュートを放つとボールはゴールに吸い込まれ、同点に追いつきました。
勢いづいた日立一高は勝ち点3をとるべく、その後も攻め立てましたが、残念ながらあと一歩及ばすタイムアップ。1-1の引き分けに終わりました。
これで日立一高は全日程を終了。現時点で暫定首位をキープしているものの、他校が未消化の試合を残しており、その結果次第では、首位陥落となり順位決定戦に回ることになります。
ここで気持ちを切らすことなく、たとえ順位決定戦に回ったとしても、自分たちのサッカーをやり切り、自分たちで2部昇格を勝ち取ることができるように、しっかり準備をしてもらいたいと思います。