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日立一高 |
VS |
水戸商業B |
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前半 |
0 |
― |
2 |
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後半 |
0 |
― |
4 |
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合計 |
0 |
― |
6 |
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IFAリーグ3部総合順位決定戦 対水戸商業B戦は、雲一つない爽やかな秋晴れの下、鹿嶋市・卜伝ノ郷運動公園で行われました。これまでチームを引っ張ってくれた3年生3名が抜け、1・2年生だけの新チームとして迎える初戦。2部昇格に向けて負けられない試合は、日立一高のキックオフで始まりました。
試合開始直後、思わぬ落とし穴が待っていました。前半2分、相手陣地での競り合いからボールを奪った水商は、日立一高の最終ラインが上がっていたのを見逃さず、ゴール前の無人スペースにボールを蹴り込みます。GKが飛び出し必死にクリアしようとしましたが、相手が先にボールに触り左サイドにパスすると、そこに詰めていた相手FWが無人のゴールへ蹴り込み、水商が先制します。
早く追いつきたい日立一高ですが、なかなかパスがつながらず、逆に水商に攻め込まれる展開が続きます。前半17分、水商の左CK。ゴール前へ上がったセンタリングを一高FWがクリアするものの、再び水商にボールを回収されると、左PAの外からシュートがゴール右上隅に決まり、2点目を奪われます。
その後もチャンスらしいチャンスを作ることができず、0×2のまま前半終了。
後半開始から日立一高はメンバーを入れ替え、ポジションチェンジも行って、より攻撃重視の布陣で得点を取りに行きます。後半6分、日立一は左サイドからファーサイドへクロスにDFが頭で合わせますが、枠をとらえることができません。
続けて後半7分には左PA付近からFWが果敢にシュートを放ちますが、GKに止められてしまいます。
早く1点を返して追い上げムードを高めたい日立一高は、後半16分にはFW2人を投入して得点を狙いに行きます。
しかし、その後は一進一退の展開が続き、互いに相手ゴールへ迫るものの、デイフェンス陣が必死に食い止めます。両チームとも次の一点が試合の流れを大きく左右することが分かっており、球際でも激しく体を寄せ合い、気迫のこもったプレーで互いに譲りません。
後半34分、日立一高は4人目の選手交代を行い、試合の流れを変えようとした直後でした。水戸商は左サイドをドリブルで駆け上がった選手から左ゴール前へスルーパス。GKが前に出たところを中央へ折り返され、最後はフリーで受けたFWが豪快に蹴り込み、勝利を決定づける3点目を奪われます。
それでも日立一高は5人目の選手を投入して反撃を試みます。ベンチからもピッチ上の選手を鼓舞する声が絶え間なく送られますが、後半43分に右サイドから中央へのクロスをFWに決められ4点目を奪われます。
さらに後半48分、49分にも立て続けに失点を重ね、そのまま0×6で試合終了。完敗を喫しました。
新チームとしての初戦は、後味の悪い内容となってしまいましたが、今日の敗戦の原因をしっかり確認・修正して、13日(水)の5位決定戦では新チーム初勝利を手にしてください。