トップ
>
父母の会
> 【父母の会観戦報告】令和7年度全国高校総体サッカー茨城県大会5回戦 対鹿島
【父母の会観戦報告】令和7年度全国高校総体サッカー茨城県大会5回戦 対鹿島
令和7年度全国高校総体サッカー
茨城県大会5回戦 対 鹿島 2025年5月31日(土)11:00~
日立一高
VS
鹿島
前半
0
―
0
後半
1
―
1
延長前半
0
0
延長後半
0
0
合計
1
―
1
PK
4
2
令和7年度全国高校総体サッカー茨城県大会5回戦 対鹿島戦は、横殴りの雨が降る中、神栖海浜サッカー場で行われました。
事前の予報に反して雨はそれほど強くはなかったものの、立っていても吹き飛ばされそうになる強風が吹き荒れる中、試合が始まりました。
前半、風上に陣取ったのは日立一。風上の利点を利用して試合直後から鹿島陣地で試合を進めます。右サイドからのロングスローやFKなどを利用して、鹿島ゴールに迫ろうしますが、強風とスリッピーなピッチのために、ボールをコントロールできず、決定的なチャンスを作り出すことができません。前半はほぼ鹿島陣地でプレーしたしたものの、得点をあげることができないまま前半を終えます。
後半に入ると一転して、鹿島が日立一ゴールへ攻め込みます。日立一も必死に跳ね返していましたが、後半9分、鹿島が右サイドからゴール前へクロスを上げると、後方からPA内に走り込んできた鹿島MFと、止めに入った日立一DFが接触して転倒。このプレーでファウルを取られPKになると、鹿島のキッカーにゴール右隅にきっちり決められ先制されます。
後半16分、日立一はFW2人を入れ替えて、反撃に打って出ます。
後半18分、鹿島のバックパスを奪い取ったMFがドリブルで相手にゴール前に迫り、相手DFに体を当てられながらもシュートを放ちますが、GKにキャッチされてしまいます。
その後も防戦一方でチャンスらしいチャンスもないまま時間だけが過ぎていきました。
このまま試合終了かと思われた後半39分、日立一は敵陣中央やや左寄りの位置でFKのチャンスを得ると、キッカーがゴール前へ高いクロスを供給。GKが前に飛び出しますが、GKより先にボールに触れた日立一MFが頭でゴール前へつなぐと、最後はDFがヘディングでゴールに流し込み、土壇場で同点に追いつきます。歓喜に沸き立つ日立一応援席からは2試合連続のゴールを決めた3年DFの名前を呼ぶ声が響き渡ります。
後半はそのまま終了し、延長戦に入ります。
延長前半4分。日立一は左コーナー付近からのFKのチャンスを得ます。キッカーから絶妙なクロスがゴール前に上がり、DFが頭で合わせましたが、ボールはゴールポスト上へと外れます。
その後は互いに決定機を作れないまま、延長の前・後半が終了し、試合の決着はPK戦へもつれ込みました。
先攻は日立一。一人目のMFが冷静にゴール左に蹴り込み、流れを作ると、鹿島1人目のシュートをGKがブロックします。
日立一の2人目は惜しくも枠外に外れてしまいましたが、3人目のDF、4人目のMFが落ち着いてゴールを決めます。鹿島は2・3人目が成功。しかし、鹿島の4人目のシュートを、GKがコースを読み切ってブロック。3×2で迎えた5人目のキッカーはGK。周囲が固唾を飲んで見守る中、ゴール真ん中に豪快に蹴り込みました。GKの大活躍により4×2でPK戦を制した日立一の準々決勝進出が決まりました。
次戦は昨年度総体の茨城県大会覇者である鹿島学園。これまで先輩方が幾度となく挑み、跳ね返されてきた相手でもあり、直近では昨年10月の選手権大会県予選4回戦で敗戦を喫しています。
2022年のW杯カタール大会におけるドイツとの試合前のロッカールームでの円陣で、キャプテンの吉田麻矢選手は次の言葉を投げかけています。
「歴史変えてきたやつは絶対勇気を持って前進してきたやつだけだからな。今日俺たちが歴史を変えよう。」
選手の皆さん、勇気をもって戦い、鹿島学園に勝って、日立一高サッカー部の歴史に新たな1ページを加えてください。
そして、「ベスト4」という、まだ見ぬ新しい景色をチーム全員で目にすることができるよう全力を尽くしてください。
このページの先頭へ
掲載日 令和7年6月6日
【アクセス数
】