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日立一高 |
VS |
竹園A |
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前半 |
2 |
― |
0 |
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後半 |
1 |
― |
0 |
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合計 |
3 |
― |
0 |
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2025年IFAリーグ3部A第8節 対 竹園A戦は、30度を超える暑さの中、IFAフットボールセンターで行われました。
約2か月ぶりのリーグ戦ですが、新チームになって7月の女川サマーフェスティバル、8月のアスレタカップなどを通じてレベルアップを図ってきた成果を、「勝利」という結果で示すべく試合に臨みました。
試合は竹園のキックオフでスタート。序盤は日立一のペースで進み、CKやFKなどのチャンスを得ますが、なかなか得点につなげられませんでした。
前半10分を過ぎたあたりから、両チームとも縦パスを使ってボールを敵陣に入れて相手ゴール前へ攻め入ろうとします。
日立一は前半14分、相手ゴール前の混戦からボールがこぼれたところを、MFが思い切ってミドルシュートを放ちますが、ボールはバーの上へと外れます。
前半18分、自陣左サイドでの相手のスローインに対し、素早く体を寄せてボールを奪うと、中央から右サイドへと展開。ボールを受けた右MFがライン際を駆け上がり中央へクロスを送ると、走り込んだ左MFがダイレクトで合わせますがゴール上へと外れます。
いい形を作りながらも得点につなげることができず、もどかしい展開が続きましたが、思わぬ形で先取点が転がり込みます。
前半34分、日立一は敵陣右サイドでのスローインからボールをつなぎ中央へクロス。クリアされたボールを日立一DFが回収すると、そのままドリブルで攻め上がり、最後は「三笘の1ミリ」を思わせるようなゴールラインギリギリのところから中央へラストパス。これが必死に戻った相手DFの足に当たると、ボールはそのままゴールネットに突き刺さり、オウンゴールとなります。
続く前半39分には、日立一MFが判断よく中央から右サイドの空いたスペースへ絶妙のロングフィード。走り込んだ右MFが中央へクロスを送ると、FWが頭で合わせゴール。流れるような連携で2点目を挙げます。
試合はこのままハーフタイムへ。前半終了間際の得点で差を広げるという理想的な形で試合を折り返します。
しかし、後半に入ると竹園も反撃に転じ、シュートまで持ち込む場面も徐々に見られるようになりました。次の一点が試合の流れを大きく左右すると思われる中、両校ともサイド攻撃からゴール前へ迫り、チャンスを作り出すものの、なかなかゴールを決めきれないまま時間が過ぎていきました。
試合の流れを引き寄せようと、後半20分過ぎから日立一は積極的に選手交代を行います。ピッチに送り込まれた選手の中には、3部リーグ戦初出場となる選手もいましたが、躍動感あふれるプレーでチームを盛り立てます。
すると後半30分、日立一は相手のパスカットからボールをつなぎ、最後はキャプテンがドリブルでボックス内に進入すると、GKが前に出てきたところを、ゴール右隅に正確に流し込み、試合を決定づける3点目を奪います。
その後は、一矢報いようとする竹園が必死の攻撃を日立一が食い止める時間が続きましたが、最後まで得点を許さずタイムアップ。リーグ戦中断期間後の初戦を3×0の完勝で飾ることができました。
リーグ戦は残り3試合。2部昇格を果たすためには、ここから先は一つの負けも許されないと思われます。厳しい戦いが続きますが、チーム一丸となって戦い抜いてほしいと思います。








