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日立一高 |
VS |
牛久A |
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前半 |
0 |
― |
0 |
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後半 |
0 |
― |
2 |
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合計 |
0 |
― |
2 |
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2025年IFAリーグ3部Aの第5節 対牛久A戦は、初夏を思わせるような気温の中、IFAフットボールセンターで行われました。現時点で4戦2勝1敗1分けの日立一。今日の試合は何が何でも勝って、リーグ戦の前半を終えたいところです。
試合は牛久のキックオフでスタート。日立一は序盤から積極的に仕掛けます。
前半8分、敵陣奥のスローインから、DFが味方とのワンツーパスを経てゴール間近まで切れ込みますがDFに阻まれます。
前半10分、12分とMFがやや遠い距離から思い切ってミドルシュートを放ちますが、枠をとらえることができません。
前半22分、右CKからクロスはいったんクリアされるも、こぼれ球を回収し、ハイボールをゴール前へ供給。相手DFがヘディングでクリアしたボールに日立一MFが必死に飛びつきますがボールはゴールラインを割ってしまいます。
飲水タイム後も、日立一は主導権を離さず攻め続け、自陣からサイドにボールを散らし、タイミングを見計らって縦にパスを入れていきますが、牛久の堅固なディフェンスの前に、フィニッシュまで持ち込むことができません。
前半31分、日立一の左CFから、最後はゴールラインを割ろうとしたボールをFWが体を捻りながら強烈なシュートを放つもGKがキャッチ。
前半終了間際にも連続攻撃で相手ゴールに迫りますが、ゴールネットを揺らすことはできません。決定機を作れないまま0×0で前半を終えます。
後半に入ると、前半は押され気味だった牛久が、ピッチ全体を広く使ってパスを回して日立一に攻撃を仕掛けるシーンが目立つようになりました。
嫌な雰囲気が漂い始めた後半6分、牛久は日立一陣地でセカンドボールを回収すると、左サイド、中央、右サイドとボールを回し、最後は中央へクロスを送ります。これをフリーになっていたMFに頭で合わせられ、流れるような攻撃で先取点を奪われてしまいます。
しかし、日立一もすぐに円陣を組んで気持ちを切り替え、試合を振り出しに戻すべく反撃に出ます。前半よりもピッチ全体を使って、細かいパスワークから何度も好機を作り出しますが、先取点を取って勢いづく牛久のディフェンスに阻まれ、ゴールを挙げることができません。
逆に後半35分、日立一陣地中央での競り合いから、セカンドボールを拾った牛久が左サイドにパスを出すと、牛久FWが、日立一DFが寄せきる前に右足のトゥーキックでシュート。逆をつかれたGKが必死に伸ばしますが、ボールはそのままゴールマウス内に転がり込み、2点目を奪われてしまいました。
残り時間も少ない中、日立一は必死にゴールを狙いに行きますが、牛久の堅い守りの前に得点を挙げることはできません。
後半47分には、右CKからファーサイドへのクロスをDFが中央へ折り返すと、ゴール前にいたDFが足で合わせますが、ゴールポストに当たって跳ね返り、ゴールとはなりませんでした。試合はそのまま終了。0×2での敗戦となりました。
試合全体を通して「攻めきれなかった」という印象が色濃く残ったゲームだったのではないでしょうか。また、声の掛け合いや、「勝ちたい」という気持ちも残念ながら相手の方が上回っていたようにも見えました。
リーグ戦前半が終了して2勝2敗1分。2部昇格に向けて厳しい戦いが続いていますが、この後、関東大会やインターハイ予選の関係でリーグ戦再開は6月中旬となります。休む間もなく公式戦が続きますが、選手の皆さんには一度立ち止まって、自分たちのやりたいサッカーは何なのか、今年度のチームスローガンである「一心」の意味するサッカーはできているのかを振り返っていただき、今後の試合に臨んでもらいたいと思います。




