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日立一高 |
VS |
水海道第一 |
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前半 |
2 |
― |
1 |
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後半 |
1 |
― |
0 |
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合計 |
3 |
― |
1 |
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令和7年度関東高校サッカー大会茨城県大会 1回戦 対水海道第一(以下、海一)戦は、曇天の下、高松緑地多目的球技場で行われました。
昨年は同大会でベスト8まで進出している日立一。今年はそれを上回る戦績を残すべく戦いの幕が切って落とされました。
試合は海一のキックオフでスタート。序盤は互いに相手陣地に攻め込むものの両チームのディフェンスに阻まれ、ゴール前まで攻め込むことができません。
前半10分あたりから海一がボールを両サイドに散らして攻め込むシーンが多くなり始めます。リーグ戦第4・5節の敗戦はいずれも先に失点していることから、何としても先取点を奪って優位に試合を進めたいところでしたが、先に奪われてしまいます。
前半16分、海一は連続攻撃で日立一ゴールへ迫ると、最後は右PA外からファーサイドへクロス。日立一DFがクリアしたボールを回収した海一FWが、ドリブルで切れ込み、ゴール前へラストパスを送ると、海一FWが押し込んで先取点を挙げます。
しかし、日立一もすかさず反撃に転じます。前半21分、右CKのチャンスを得ると、キッカーの絶妙なクロスにDFが頭で合わせ同点とします。
続けて前半26分、右CKからキッカーの蹴ったボールは狙いすましたかのようにGKが差し出した手の先を抜けると、後方から走り込んできたDFがヘディングで本日2点目となるゴールを決めます。
勢いに乗る日立一はさらに海一ゴールを目指して攻め立てますが、追加点は奪えず前半は2×1のまま終了します。
後半が始まると、序盤、主導権を握ったのは海一。前半2分に最初のシュートを放つと、前半3分にはピッチ中央付近から浮き球のパスが日立一ゴール前へ。日立一MFがヘディングでGKにバックパス。これを海一FWが奪うと、GKも交わしてシュートを放ちますが、ゴールバーの上へ外れます。
前半15分にも海一は細かいパス交換から、FWが左サイドから中央へドリブルで切れ込みラストパス。走り込んだMFがダイレクトでシュートを放ちますがゴールポスト左に外れます。
後半開始以降、海一の攻撃を食い止める展開が続いていましたが、集中力を切らさず全員で耐えしのいできた日立一が、試合の流れを手繰り寄せます。
後半26分、日立一は左サイド奥のスローインからボールをつなぎ、最後はMFがゴール前に低いライナーのクロスを入れると、途中出場のFWが右足でダイレクトで合わせて3点目を挙げます。スタンドからは今日一番の大歓声が沸き上がり、ピッチ上の日立一イレブンを後押しします。
その後は、両校の意地が激しくぶつかり合う展開となりました。日立一もゴール前まで攻め込まれ、ヒヤリとする場面がありましたが、GKの好判断などで難を逃れました。
試合はそのままタイムアップ。3×1で日立一が勝ち、2回戦へと駒を進めました。
先制されたものの、早い段階で追いつき勝ち越したことが大きな要因であったと思います。また、後半は劣勢が続いたものの我慢し続けて得点を許さず、少ないチャンスを確実にゴールに結びつけることができたことも、2回戦に向けての大きな収穫となりました。
2回戦も今日のように最後まで集中力を切らさずに戦い続け、チャンスを確実にものにして、勝利を勝ち取ってください。











